MITメディアラボ 石井裕教授の
生き残るための人生哲学を考える
「2200年をあなたはどう生きるか?」2018年11月28日、MTIメディアラボの石井裕教授を迎えて「未来競創:パイオニアを目指すあなたへ グローバル時代を生き抜くための哲学」と題した、特別講演会を開催しました。約150名の方にお集まりいただき、講演後の懇親会でも、熱のこもった議論が繰り広げられました。講演会では、石井教授が自らの人生哲学である「Visionを持つこと」そしてその達成に向かうために必要とされる「3つの力」についてお話しいただきました。
三感|three emotional forces
「飢餓感・屈辱感・孤高感」(人の原動力)
今、目の前にあるチャンスを逃さずに、0.5秒で食らいついていく知的飢餓感と瞬発力。評価を得られない悔しさを、いつか世界をあっといわせてやるという、正のバネに変換する内燃機関。誰も認めてくれない、支援してくれない、理解してくれない、と一人立ち向かう独創人の境地。
三創|three creative forces
「独創・協創・競創」(創造性を高めるプロセス)
世界に通じる強烈なオリジナリティの徹底追求。尖った独創性を有する少数精鋭チームを創り、ビジョンを共有共鳴し、競い合い高め合う。世界のライバルと最前線で競いつつ、彼らを驚かせる夢と、追い抜かれる恐怖との連続で高め合う。
三力|three driving forces
「出杭力・道程力・造山力」(人の推進力)
打たれても突出し続ける力。原野を切り開き、未踏の道を全力疾走する力。登るべき山を自らの手で造り上げ、そして世界初登頂する力。
「Visionの寿命は長い」
TechnologyやNeedsは1年、10年といった比較的短期間で新陳代謝が行われることが多いのに対し、適切で普遍的なVisionは100年スパンで必要とされ続ける。そんなVisionを自分ごととして考えていくために、「2200年を生きる未来の人々に、何を残したいか、どのように思い出されたいのか」という問が大切になるとお話いただきました。
「楽しい大人」をつくるというビジョンをもつ私たちも、2200年に向けて何を残していくことが、ビジョン達成につながるのかを改めて考える機会になりました。
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