株式会社が運営する
保育園の業種業態開発プロジェクト
~これからの日本の保育の
スタンダードを目指して~

株式会社にじいろキャンバス

2018.08〜2018.11
学習する組織づくり
Episode.1

可視化された課題

多様性のある組織づくり

2018年4月に開園したにじのき保育園(小規模認可保育園)。現場の保育者は子どもたちのためと考えながらも、保育者や保護者といった大人の都合による運営が見受けられることに課題を感じ、これからの日本の保育園のスタンダードを目指して会社を立ち上げました。
保育園の新しいあり方を模索する中で、弊社が他社と共催にて実施したイタリアのレッジョ・エミリア市の教育現場視察を通じ、保育者一人ひとりが自律的に考え、行動できる『多様性のある組織づくり』が重要であると考え、組織開発を目的としたプロジェクトを依頼されました。

本当に解決すべき課題

働きながら学べる組織づくりとVisionの共創

表面化している課題(事象)の本質的な原因(本当に解決すべき課題)を見つけるために、現場のリサーチ(日常の保育・業務の視察)と経営者へのヒアリングを行ないました。そこで発見したのが、職員が自律的に考え、学ぶことにブレーキをかけてしまう組織の関係性とコミュニケーションのありかたでした。職員が内発的な動機づけによって自律的に創造的に思考し、行動することのできる組織と基軸となるVisionの共創こそが、本当に解決すべき課題であると考え、プロジェクトの設計を進めました。


解決へのアプローチ(メソッド)

本当の想いを声にする対話型ワークショップ

職員一人ひとりの想いを声にする対話型ワークショップをベースに全13回の研修を行ないました。参加者は組織づくりの中核となる5名(職員10名中)を選抜。保育園のあるべき姿を歴史・社会・世界などさまざまな視点から捉え、また保育士になった問題意識や動機づけを言葉にする中で、内発的な動機づけを高め、同時に組織として目指すべき方向性を共有していきました。


アウトプット

Identity Design Reportの作成

現場の声で作成した、保育園のアイデンティティーとビジネスモデル、そしてその考える元になったプロセスをまとめた『Identity Design Report』を作成しました。新しく入る保育者にも、園の大切にするアイデンティティーが「なぜ、どのように」つくられたのかを共有できるツールです。

アウトカム

学ぶ組織への変化~考えを共有し、学び合うための対話文化の定着~

プロジェクト開始前は個々の経験や知識、常識を根拠に業務が行なわれ、その考えやVisionが考慮されず「いいか悪いか」「正解か不正解か」という議論になってしまっていました。プロジェクトを通じて、言葉を交わすことで考えを共有し、学び合うが定着したことで、「なぜそうする・したのか」「どのように実行する・したのか」「次にどのようにつなげるのか」といった学ぶ組織に変化しました。

新たな課題の発見~株式会社としての保育園のVision・Competencyの可視化~

プロジェクトを通じて新たな課題として、株式会社としての保育園運営、および目指すべき「これからの日本の保育のスタンダード」とはなにか、Vision とCompetency を可視化することが見えてきました。
こちらの内容はProject 2 として、継続して実施しています。

学習する組織づくり

自分たちは何をどの様に学ぶのか、
対話を通して関係性を整理し、
それぞれの学びへの認知を共創する
「対話」と「ドキュメンテーション」を通じて、日々接する仲間との関係性のくせを知り、整え、自分たちが向かうべきVisionを定めます。その過程で、自分たち自身の働く意味や、社会の一員としてありたい姿を自ら描き、自分自身の人生を生きることができる目標をもちます。 関係性の質を学ぶことで、個と全体の質が向上し、働きながら新しい経験を共有するそのような学びの仕組みを整えます。