毎日子供たちが安心できる庭を目指して

幼児期に生まれる自主性を主体的に伸ばす保育園開園プロジェクト

2016.3-2017.6
学びの環境デザイン
Episode.8

K’s garden 高石神保育園(認可保育園)開園プロジェクト~

K’s garden様の保育理念は「子供たちが安心して成長できる庭」です。保育を行うには子どもが心を許せる保育士と、そして同じくらい大切なものが安心できる環境が大切と考えられているK’s garden様。
また、環境は子どもたちにとってだけでなく、子どもを実際に預かる保育士の安心のためでもあるそうです。
そんな考えを持たれているK’s garden様の開園の立地選びや内装の設計施工までの全体のプロデュースを致しました。ここでは設計でのこだわりをご紹介いたします。

たくさんの色を使った明るい保育園

子どものたちに明るく楽しく過ごして欲しいという想いから、たくさんの色をふんだんに使用しました。2階は暖かみのあるオレンジを、そして1階は明るく爽やかな水色をテーマカラーにしました。
また、子どもの目線に窓を設置することで、異年齢の子どもたち同士が自然とお互いに興味を持てるような仕掛けをしたり、保育室から給食室が見えるようするなど生活の様々な物事に自律的に興味を持ってもらえる工夫をちりばめています。

お昼寝の時も自然を感じられる優しい天井

保育園ではお昼寝が必ずあります。一般的な保育園の天井は白色の天井に蛍光灯の明かりがあり、子どもたちもそれを見て寝ます。それではあまりに無機質になるので、天井に木材を流すことで、お昼寝で天井を見上げるときも、暖かみを感じられ、目の前いっぱいに木の優しさが広がるようにしました。また、単に見た目が優しいということだけでなく、天井と木材には隙間があるので、季節の飾りつけやモビールなども簡単に付けられるようにしてあり、保育士さんたちが後から季節に合わせて3次元的に環境を変えられるようにしました。

細部にまでこだわった本物志向

通常は金具で済ませてしまう階段の手すりのつなぎ目まで木材で加工しました。園児が触る場所だからこそ、細部にまでこだわりました。

そして、ヨーロッパでは約150年も前から使われ続けている人体に優しい亜麻仁油等を使った、アレルギーフリーな床材を選びました。
扉の指詰め防止もデザイン性にこだわり既製品を使わず、職人さんの手仕事で作ってもらっています。

クライアント様の声

学びの環境デザイン

主体者の学びと表現を
豊かにする環境を共創する

それぞれの学びをより関係的にするための環境を共に創造します。
今までの工業社会の世の中では、プロダクトはいかに高機能で低価格を実現するかという、終わりのない競争が、生活者にとっての本当の豊かさを置き去りにして、行われてきた。
わたしたちが行う環境デザインは主体者と対話を重ねながら、自分たちを豊かにしてくれる学びの実現にとって、何が最適かを紡ぎ出します。
そして、そこはきっと頭だけではなく感情にも訴えかける様な共感覚で多感覚、そして互いを尊重し合う、関係的な環境であると信じています。