Learning in Context

教育の現場では「子供たちのため」という言葉を度々耳にします。この言葉自体はとても素晴らしいのですが、便利なマジックワードとして組織の都合や、働き手の都合で解釈を歪められることがあるのも事実です。「にじのき保育園」は、そんな社会課題に対して、これからの保育の「新しいスタンダード」をつくることを目指しています。そんな目標に対して、スタッフが共通のビジョンを意識し、日々の行動につなげていけるよう、組織のあり方について考えていくプロジェクトが始まりました。プロジェクトでは、まず保育園がどうあるべきなのかを皆で考えました。そしてその理想に向かうために障壁となる顕在化した課題をリサーチし、本質的な原因を分析していきました。これらのプロセスは対話型のワークショップ形式でおこないました。トップダウンではなく、課題意識も含めてビジョンを共創していくことで、各自の行動と組織の目指す方向に共通のベクトルをみつけていきました。これらの課程は、アイデンティティレポートとしてまとめ、新たに入園する保育士の方々にも共有していけるよう資料してます。